1-4.病者の役割

アメリカの社会学者タルコット・パーソンズが提唱した病者の役割(Sick role : Wikipedia)という考え方を日本語に訳して紹介します。 [5]内科、外科のような病気でも、精神疾患でも当てはまります。

権利
①病者は通常の社会的な役割を免除される

――病気のために、仕事や学校を休むことが許されるということです。
ただし、学校や仕事を休む場合には、病気かどうか理由を定かにするべきです。つまり、不登校、休職、ひきこもりをするには、医師によって病気によるものかどうかを診断を受けておくことが望ましいです。

②病者は、病気の状態について責任を負わない

――(どのような病気であれ)病状は、本人がコントロールできるものではないので、周囲の人も責めるべきではありません。

③病者は治療・支援を受ける権利がある

―――医療やリハビリテーションを利用する権利があります。

義務
④病者は、回復に努めるべきである

――精神疾患では、回復が難しい場合もありますが、それでもできるだけ努力することが役割です。

⑤病者は技術的に有効な援助を探し求め、医療の専門家に協力すべきである

――現代では、インターネットが普及し、専門家を探す手段が広がりました。

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